やり方とは、工事を着手する前に敷地に対する建物の位置、高さを決め、水平を確認する重要な作業になります。
以前は水を使って水平を出したり、3×4×5(サシゴ)の三平方の定理により直角を出していましたが、現在はレーザー等の機械を使用して作業しています。
やり方で出した墨をもとに、地盤面下の土を掘削していきます。
根切り後、大小の砕石を敷き詰めます。この砕石は基礎の安定を保つ上で大変重要な役割を果たします。電車の線路の枕木が砂利の上に敷かれているように、揺れを吸収して安定させる作用があります。これにより、地面と基礎がしっかりと安定的に保たれることとなります。
敷き詰めた砕石を機械で繰り返し叩きながら隙間を埋め、締め固めます。捨てコンは基礎工事の精度を上げるために、非常に重要な工事です。住宅の外周部や内周部に墨出しを行い、正確に施工するための補助的工事です。
コンクリートの連結や強度を高めるための鉄筋を組む作業になります。
間取りに沿って設計された図面をもとに、10mm・13mm・16mmといった太さの鉄筋を組み合わせて組んでいきます。配筋検査を実施致します。
「べた基礎」の名に由来される耐圧盤のコンクリート打設を行います。「べた」とは、「平ら」や「全面」といった意味があります。
耐圧盤部のコンクリートの打設後、立上りのコンクリート打設の為の型枠を組みます。
立ち上がり部分のコンクリート打設です。15cm幅の細い枠内にコンクリートを流し込む為、隙間等が出来ないよう、バイブレータ等を用い、密に打設していきます。
立ち上がり部のコンクリートが乾き、枠をばらせば基礎完成となります。
建物を支える重要な工事になります。
基礎工事が完了すると、次の工程は土台敷きになり、水平を確認しながら基礎の上に土台を設置しアンカーボルトを締め、固定していきます。
プレカットされた柱や梁を組み立て、屋根の一番上の部材である棟木を取り付けることを上棟と言います。
これまで平面だったものが立体的になり、家を建てているという実感が沸く時です。
床は釘を150㎜以内で留めていきます。床組みは455㎜ピッチに105㎜角を組み、剛床とします。最後は小屋組みを致します。
地震や風などの横からの力に、外部パネル(耐力面材)、筋違で抵抗します。
制震ゴムダンパー(住友理工株式会社:TRCダンパー)
構造部材の接合部強化の為、性能認定金物を設置していきます。
第三者機関による躯体検査の実施
無数の細かい連続気泡で構成された硬質ウレタンフォームの特性を大いに発揮し、高い断熱効果、気密性を保持します。
高硬度で、耐衝撃性・耐摩耗性に優れるFRP防水でバルコニーを施工します。
タイガーハイクリンボード(吉野石膏株式会社)を使用しています。有害物質ホルムアルデヒドを短時間で吸収分解します。
クロス等内装仕上げ⇒水廻り等の設備、照明器具の設置⇒クリーニングで完成となります。